マルチサイクロン
ガス中の物質に遠心力を与えて粒子を分離捕集する装置で、処理ガス量が多くても、常に高い集塵効率が得られます。
小型サイクロンのユニット化により、狭い設置スペースでも大風量を処理出来ます。
ダクトワークが簡単な為、コストダウンにも効果的です。
構造説明
型式 | サイクロン径 | 標準処理ガス量 |
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MC10型シリーズ | ⌀270 | 14m3/min ・ 本 |
MC20型シリーズ | ⌀540 | 56m3/min ・ 本 |
- 含塵ガスは各サイクロンエレメントへ分散導入されます。ガスは案内羽根を通過するとサイクロン内で高速旋回流となり下降します。
- ダストは強い遠心力を受けてサイクロン内壁方向に移動・下降し、コニカル下部開口部からホッパー部に落下して捕集されます。
- コニカル部で反転上昇したガスは、サイクロン中心部を旋回しながら上昇し、排気筒を経て排気されます。
圧力損失
△P=1kPa(100mmH2O)
(標準ガス量の常温空気を処理した場合)